令和8年度(2026年度)処遇改善加算の改定内容まとめ

令和8年度(2026年度)の介護報酬改定では、処遇改善加算の拡充と要件の見直しが大きなテーマとなっています。
厚生労働省の介護給付費分科会で方向性が示され、施行日は令和8年6月1日とされています。

本記事では、現時点で公表されている内容をもとに、改定のポイントを整理します。


1. 施行日は令和8年6月1日

厚労省の審議会にて、
「処遇改善加算の拡充は令和8年6月施行が適当」
と示されました。

正式な告示・通知はこれからですが、施行日についてはほぼ確定とみて問題ありません。


2. 処遇改善加算の拡充(対象サービスの追加)

今回の改定では、処遇改善加算の対象サービスが拡大します。

  • 訪問看護:1.8%
  • 訪問リハビリ:1.5%
  • 居宅介護支援(ケアマネ):2.1%

※障害福祉サービスの「居宅介護(ヘルパー)」とは別制度です。

介護保険領域の追加であり、障害福祉サービス事業所には直接の影響はありません。


3. 生産性向上・協働化の取り組みが要件化(令和8年度は誓約でOK)

処遇改善加算の算定にあたり、
「生産性向上・協働化」への取り組みが必須化
されます。

ただし令和8年度は、
“まだ導入していなくても、取り組むと誓約すれば算定可能”
という特例措置があります。

● 生産性向上・協働化の例

  • ICT活用(記録のデジタル化など)
  • 業務の標準化・効率化
  • 多職種連携の強化
  • ケアプランデータ連携(訪問・通所系)

令和9年度以降は、実績報告や導入状況の確認が必要になる見込みです。


4. キャリアパス要件・職場環境等要件も「誓約でOK」

令和8年度に限り、

  • キャリアパス要件
  • 職場環境等要件
  • 生産性向上・協働化の取り組み

これらは 誓約書の提出で算定可能 となります。

事業所の事務負担に配慮した経過措置です。


5. 今後のスケジュール(予測)

  • 2026年1〜3月:告示・通知・Q&Aが順次発出
  • 2026年4〜5月:誓約書の準備
  • 2026年6月1日:処遇改善加算の新要件施行
  • 2026年度末〜2027年度:実績報告の仕組み整備
  • 2027年度以降:誓約ではなく実績ベースへ移行

正式なスケジュールは通知で確定します。


6. 障害福祉サービスへの影響

今回の改定は介護保険が中心ですが、
厚労省は「障害福祉も同様の方向性」と明言しており、
生産性向上・協働化の要件化は障害分野にも波及する可能性が高い
と考えられます。

障害福祉の処遇改善加算(2025年改正)については、以下の記事で詳しく解説しています。

令和7年度の詳細な変更点はこちらでまとめています。

障害福祉サービスの加算・減算まとめページ

2026年6月の本体報酬の臨時引き上げ(1.84%)についてまとめています。


まとめ

令和8年度の処遇改善加算は、

  • 6月施行
  • 生産性向上・協働化の要件化(誓約でOK)
  • キャリアパス要件の緩和
  • 対象サービスの拡大

といった大きな変更が予定されています。

正式な告示・通知が出次第、内容を更新していきます。


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参考文献・出典

  • 厚生労働省「介護給付費分科会(令和8年度介護報酬改定に関する審議報告)」
     https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67763.html (mhlw.go.jp in Bing)
  • 介護ニュースJoint「処遇改善加算の拡充、6月施行へ」
  • カイポケ(SMS)「令和8年度介護報酬改定のポイント解説」

※正式な告示・通知が発出され次第、内容を更新します。

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