2026年6月に障害福祉サービスの報酬が
1.84%引き上げられる ことが正式に決定しました。
しかし、この「1.84%」については、
- 処遇改善加算の改正なのか
- 補助金なのか
- 賃上げなのか
- そもそも何が変わるのか
多くの事業所が混乱しています。
結論から言うと、この1.84%は
⭐ **処遇改善“加算”ではなく、
障害福祉サービスの“本体報酬の臨時引き上げ”です。**
つまり、
- 加算の仕組みは変わらない
- 新しい加算ができるわけでもない
- 補助金でもない(現時点)
ということです。
この記事では、この「1.84%の正体」を
制度の背景からわかりやすく整理します。
🟦 1. 1.84%は「処遇改善加算」ではない(最重要ポイント)
まず押さえるべき点はこれです。
✔ 1.84%は「処遇改善加算の改正」ではない
✔ 1.84%は「本体報酬の臨時引き上げ」
✔ 目的は“処遇改善(賃上げ)”だが、加算とは別枠
つまり、
「処遇改善のために報酬を1.84%上げる」
=処遇改善加算の改正ではない
という構造です。
🟦 2. なぜ“処遇改善加算”と誤解されるのか?
理由は3つあります。
✔ ① 賃上げ目的だから
報道では「処遇改善のため1.84%引き上げ」と書かれるため、
読者は 処遇改善加算の改正 と誤解しやすい。
✔ ② 2027年度の本改定を前倒しした“異例の措置”だから
本来は2027年度に予定されていた処遇改善を
2026年6月に前倒しで実施 している。
✔ ③ 「処遇改善=加算」というイメージが強い
そのため、報酬本体の引き上げでも
「処遇改善」と報道されてしまう。
🟦 3. 1.84%で実際にいくら増えるのか?(例示)
事業所が最も気になるのはここです。
例:
年間売上 5,000万円の事業所の場合
→ 5,000万円 × 1.84% = 92万円の増額
例:
年間売上 1億円の事業所の場合
→ 1億円 × 1.84% = 184万円の増額
これは 加算とは別枠で自動的に増える ため、
事業所にとっては確実なプラスです。
🟦 4. 処遇改善加算2026はどうなるのか?(現時点の結論)
ここが誤解されやすいポイントです。
✔ 処遇改善加算そのものの改正は、まだ発表されていない
✔ 2026年度は“補助金対応”の可能性もあるが未確定
✔ 大きな見直しは2027年度の本改定で行われる見込み
つまり、
⭐ 2026年6月の1.84%と、処遇改善加算の改正は別の話
ということです。
🟦 5. 補助金は出るのか?(現時点の制度的整理)
現時点では、厚労省から 補助金に関する正式な発表はありません。
ただし制度の傾向としては:
✔ 本改定の前年は補助金対応が多い
✔ 介護側が処遇改善を動かすと障害側も均衡を取る
✔ 2026年6月に臨時改定を実施しているため、補助金が出ない可能性もある
つまり、
🟧 補助金が出る可能性はあるが、確定ではない。
という状況です。
🟦 6. 事業所が今やるべきこと
2026年6月の臨時改定に向けて、
事業所が準備すべきポイントは次の3つです。
🟩 ① 賃上げ計画の整理
1.84%の増額分をどう職員に還元するか、
早めに方向性を決めておく必要があります。
🟩 ② 生産性向上の取り組み
2027年度の本改定では、
介護と同様に「生産性向上・協働化」が要件化される可能性が高い。
🟩 ③ 2027年度本改定に向けた体制整備
- キャリアパス
- 職場環境等要件
- ICT化
- 記録の標準化
これらは確実に評価対象になります。
🟦 7. 関連記事(内部リンク)
制度の全体像を理解するために、
以下の記事もあわせてご覧ください。
- 2026年6月の障害福祉報酬改定|新規開設はいつ動くべきか?
https://endoh-office.com/2026-shogai-fukushi-shinki-kaisetsu/ - 【2025年改正対応】障害福祉サービスの加算・減算まとめ
https://endoh-office.com/shougaifukushi-kasan-gensan-2025/ - 障害福祉サービスの処遇改善加算(2025年改正)総合ガイド
https://endoh-office.com/treatment-improvement-2025/ - 令和7年度 障害福祉処遇改善加算の詳細解説
https://endoh-office.com/welfare-care-worker-improvement-allowance-2025-revision/
🟦 8. まとめ:1.84%の正体は“処遇改善目的の臨時改定”
- 1.84%は確定情報
- 2026年6月施行
- 処遇改善加算の改正ではない
- 本体報酬の臨時引き上げ
- 賃上げ目的の前倒し措置
- 補助金は未確定
- 大きな見直しは2027年度本改定で行われる見込み
🟦 9. 個別の影響を知りたい方へ
事業所ごとに、
- 1.84%で実際にいくら増えるのか
- 賃上げ計画をどう作るべきか
- 加算の最適な組み合わせ
- 2027年度本改定に向けた準備
- 補助金が出た場合の対応
は大きく異なります。
あなたの事業所の状況に合わせて、最短ルートで整理します。
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🟦 10. 参考文献・出典
- 厚生労働省「令和8年度障害福祉サービス等報酬改定(大臣折衝結果)」
- 厚生労働省「社会保障審議会 障害者部会 資料」
- 財務省「令和8年度予算編成に関する大臣折衝」
- 介護ニュースJoint「障害福祉サービス報酬 1.84%引き上げ」
- NHK報道「障害福祉従事者の賃上げ 1.84%引き上げへ」
(※正式な告示・通知が発出され次第、内容を更新します)

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